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大晦日 [日常]

大晦日だから蕎麦ぐらい食べたいなと思って、奮発して外国食品を置いているスーパーで日本蕎麦を購入。
計画を練るうちに、今まで過ごしたいろんな場所の大晦日が思い出されてくる。

北ドイツ、中国・四川、ハンガリー、そして北京と、外国で過ごすのは今が3か国4か所目。
チュニジア人の女の子と仲良くなって、一緒に花火を見に行った北ドイツの大晦日。
「鯉を食べる」と教えてくれた、ドイツのギムナジウムの生徒。それから、ラクレット・パーティーを企画してくれた友人。
ハンガリーではソーセージ(長いから!)を食べると聞いて、おいし~いハンガリー・シャンパンと合わせて買いに行ったり。

で、思い出しているうちに、蕎麦の他にソーセージもついつい買ってしまったし、鯉はさすがに手に入らないけど冷凍魚も買ってしまった。なかなか贅沢気分です。

大切にされている行事や習慣。
その中で過ごしてきた、時間や思い出。
そういうのを、ちょっとずつ思い出してみていくのも悪くないかもしれない。

初めての外国暮らしの場所、北ドイツのあの小さい街に住んでいたのなんて、もう10年も前。
10年、全然行ってないけど、みんな、元気かな。

久しぶりとさよならと [いろんなことから考える]

夜、道を歩いていた時、後ろから「juni老師!!」と追いかけてきた女性。OLさんのような雰囲気。誰だろう、見おぼえない。
だけど、私の名前を知っているし、「老師」と言うからにはどこかの大学の先生かなあ。でも、中国語でずっと話しかけてくるし、日本語の先生じゃない感じ。
と思っていたら、どうやら、職場で開いている日本語入門クラスの受講生だった人らしい。
「歩いていたらjuni老師かなと思って、振り向いてみたらそうだからびっくりした。お元気ですか」
と、ニコニコしている。

それから、突然の来訪があった。
巡回研修の時に出会った安徽省の学生さん。
作文コンテストに入賞し、大使館の表彰式に参加するというのでわざわざ北京の職場に立ち寄ってくれた。
初めて会った時は2年生になったばかり。そうとは思えないほどの日本語力と話す内容の力強さにびっくりしたのだけれど、1年経って会ってみたら更に成長していた。
将来は通訳になりたい。上海の大学院に行きたい。と、嬉しそうに話してくれた。

そう言えば、彼を教えている大学の先生にも、この1年半でもう3回も会う機会があった。
巡回研修の時に、それから学科長が集まる会議に(200人規模!)、更に上海の研修会の会場で。
今回のコンテストの記録を見ると、「優秀指導教師」に選ばれていた。

1年4か月前、赴任した時には、
「こんな広い国で、日本語教育関係者も山のようにいて、また会いましょうなんて言ってもそう簡単に再会なんかしないだろうし、本当に意味がある仕事ができるんだろうか」
と、正直気が滅入るような気がしたのを覚えている。
けれども、それでもいろいろな場所に行くうちに、2度3度と会う人がいる。たいてい、教育ということにとても熱心な先生たちだ。

「久しぶり!」だけではない。別れもある。
別の機関に所属されていて、でもずっとお世話になってきた方が、一足早く任期満了で帰国されることになった。
帰国前のご挨拶に来られ、今までのプロジェクトのことを話しているうちに、いろんなことが思い出されてきた。
この間、私は北京に来たばかりだと思っていたけれど、いつの間にかここでたくさんの時間を過ごして、たくさんの人に会って、一緒に過ごして、しばしの間とはいえ、私は残る側に立ってもいるんだね。

街で偶然会って声をかけてくれる人がいて、「また会いましたね」と言える人がいて、中にはわざわざ会いにきてくれる人もいる。そういう関係の人たちが、少しずつ生まれている。
1年4か月前にはなかったそういう関係の人たちがいて、確かに私はここに住んできたんだな、と思う。

北京後半の日々も、ここでのこの関係を大切につないでいきたい。

学校のことを思う [いろんなことから考える]

児童文学に触れる」の中で書いたけれど、『あしながおじさん』や『アンネの日記』と合わせて購入したのが、『一年級的美羊羊(一年生の美羊羊)』という、中国の本。
「我的第一本日記」(私のはじめての日記)というシリーズの中の一冊で、「美羊羊」は中国アニメの中の人気キャラクター、可愛い羊の女の子です。
タイトルから想像できるとおり、これは小学校一年生の女の子が初めて学校に行って、その様子をつけるというもの。イラストが可愛くて、私にも読めそうな雰囲気で、思わず購入。

帰ってから、さっそく読み始める。
初めて学校に行く女の子のドキドキした様子は日本も中国も同じだけど、中には「日本と少し違うな」という記述もあって、それがまた楽しい。

例えば、
「妈妈出差了,爸爸送我去上学(ママは出張なので、パパが学校まで送ってくれました)」
というのは、もちろん日本にもあることだろうけど、パパもママも働くのがごくごく当たり前の中国にいて読むと、ごく自然にすっと入ってくる。

それから、
「到了校门口,爸爸把白雪公主的书包给我背好,然后他就不能往里走了,别人的爸爸也是这样,不准进校门(校門に着くと、パパは白雪姫のカバンを背負わせてくれました。パパは、それから中に入ることはできませんでした。他の子のパパもそうでした。校門から入ってはいけないのです)」
なんていう様子が自然に書かれている様子を見ると、へー、面白いなー、と思ったりする。えーっと、私の中国語は初級レベルなので、違ってたらすみません。
(ちなみに、保護者も参加しての入学式は、別の日に行われるらしい)

私は日本語教育のスタートは、日本では小学校での日本語教室、外国ではドイツの中等教育でした。
学校は、その国の規範や常識がたくさん詰まっている場所。
と同時に、特に年少者に対しては行事や習慣や文化をたくさん体験させてくれるところ。
そこで日本語教育をスタートし、日本語教室以外ではどんなことが行われているかを日々感じ、生徒たちと一緒に学校の文化を経験し、卒業後の彼らに思いをはせていたけれど、環境や立場の変化の中で、私も少しずつ現場から離れたところで日本語教育に関わるようになってきた。

そのことを残念に思うことはあるけれど、俯瞰的な場所でしばらく日本語教育に携わりたいと思って今の状況を選んだわけだから、そういう立場にいることに対しては、ある意味覚悟が要るんだろうなと思っている。

でも、自分が学校という現場を見ていないということを自覚し、見ていない<その場所>に対する好奇心や感性のようなものは、いつも持っていたいとも思っている。

海外の場合、日本語教育が学校教育の中で行われることも多い。つまり、私たちが英語や中国語を学校で学ぶように、彼らは学校の中で日本語を学ぶわけである。

なかなか外からは見えない<学校>という場。
ましてや私たちは外国人。中のことは、わからないことのほうが多い。でも、そこにあるものに関心を持ち、大切に思うこと。
そのことは、現場から離れた今も、大切にしていきたい。

本の中の美羊羊ちゃんは、校門のところに立っているパパをいつまでも立たせておいてはいけないと思って、その後がんばってまっすぐ校舎に向かっていっている。
美羊羊ちゃん達が過ごす<学校>という場所。そこで育てられる、<外国語>という教科。

そのことを考えつつ、この本を読んでいこうと思う。

児童文学に触れる [いろんなことから考える]

さて、この年末年始は中国でも6連休。
6日も連続で休んでいいなんて~~~!!!

といっても年内は大掃除で終わったけど、一日は本屋へ。
ハンガリーでは結局本屋に行く楽しみを本当の意味では得られず(素敵な本屋はたくさんあったのに・・・)、妙にストレスの貯まる日々。
でも、ここ中国は何と言っても漢字圏。タイトルを見ているだけでも、何となくわかって面白い。これぞ、漢字圏育ちの特権とういことで。

語学書、歴史書や小説コーナーをぶらぶらした後、ふと思って児童文学のコーナーへ。
低学年用の本はピンインつき(つまり、読み仮名つき)。子どもの頃好きだった児童文学を見つけると、それだけで面白い。
『青鳥』はメーテルリンクの『青い鳥』だし(最初、チンタオと読みそうになった)、『小王子』は『星の王子さま』。そう言えば原題もLe petit princeだっけ。
で、『長腿叔叔』は『あしながおじさん』とか、そんな感じ。面白い。
『愛的教育』という本があちこちにあって、もしやと思って見たら、案の定クオレ物語でした。クオレって、私も母親の本で読んだけれど「母を訪ねて」などの個別のエピソードは別として、まとまった物語としては、私の子どもの頃には既にだんだん読まれなくなってきていた本のような気がする。ここで再会できるなんて、懐かしい、嬉しい。

外国語で読むって、楽しい。
活字は忍耐強くて、私たちの語学力に頑張って付き合ってくれる。
それに、「教科書の文」と違って、手紙や、メールや、文学作品や、新聞や、雑誌記事や、とにかくそんなモノに触れていると、言葉が生きてるのを感じてわくわくする。
学習者だけでなく、ネイティブも読んでいるんだと思うと、たとえ相手が子どもであっても何となく楽しい。

結局、本が好き、それと外国語が好き、なんだね。

児童文学のコーナーでは、子どもの時好きだった『あしながおじさん』と『アンネの日記』を、今回はピンインつき抄訳版でそれぞれ入手。実はこの2冊、いろんな言語で集めているのです。
それと、『一年級的美羊羊』(一年生の美羊羊)という中国の本を偶然見つけたので、買ってみる。これについては、また改めて。

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