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3月11日のこと [日常]

3年経ちました。

2011年3月11日、「何かおかしい」と思ったのは出勤前、当時住んでいたハンガリーから東京にスカイプで電話をかけようとしていた時でした。(ハンガリーと日本の時差は8時間)

…でも、スカイプ、通じませんでした。

その時は、「おかしいなあ」ぐらいにしか思いませんでした。

普段、私は朝は殆どネットを見ません。
でもその日はそのままスカイプを切って、Yahooのトップページを開いてみました。そこに、「津波警報」が出ていたことを覚えています。

その前から東北では地震が続いていたし、地震の注意報が出たこともあったかもしれません。
でもその時の警報は、それまで見たものと全く違っていました。「巨大な津波」だったか、とにかく今まで見たことのない表現でした。

イヤだなあとは思いましたが、スカイプが通じなかったことと津波が来ることが頭の中でつながらず、そのまま出勤しました。

出勤して、そこで地震のことを知りました。
そこから後のことは、当時の日記にも書いています。

http://juni.blog.so-net.ne.jp/2011-03-23


地震の映像を最初に見たのは、職場の衛星放送を通じてでした。

真っ黒い渦と流されていく家を見てもそれが何か咄嗟にはわからなくて、
「あれ、何」
と言うと、
「波」
と同僚が答えたのをはっきり覚えています。
同僚の言葉を聞いても、それがなかなか信じられませんでした。

渦から抜けられなくなった船の映像もその時見ました。

結局翌日から日本に帰りました。

そもそも11日の朝(日本では午後)、何故スカイプで電話かけたかというと、「一週間以上日本にいるなら、どこかで 髪切りたい
という、かなり切実、かつしょうもない理由からです。

(アジア人は髪質が違うので、欧米では本当に苦労するのですよ。。。)

そして、ネットで調べた美容院に電話をかけていたのでした。

こんなこと書くの不謹慎な感じだなあ、と今までずっと思っていました。
だって、あまりに日常すぎて失礼な感じさえするじゃないですか。

でも、今になって思うこと。
あの地震が起こったのは、そういう「ばかばかしいほどの当たり前の日常」の真っ只中、だったんですよね。

ばかばかしくて、ちっぽけで、当たり前で、でも本人にとっては大切で、当たり前にみんなで生きていた時間。

「髪を切ろう」と思ったのもそんな日常の中からの気持ちですが、でもやっぱり、後ろめたさのような気持ちはずっとついてまわるような気がします。


学習者の質問について思ったこと [日本語教育]

ずっと気になっていてまだここに書いていなかったので、書こうと思うこと。
それは、「学習者の発問」です。

学習者、時々教師に対して不思議なタイミングで質問したりすることがあるんですよね(日本語で)。

さっき教師が「明日までに出してください」と言ったのに、「これ、明日までに出しますか」と聞いてきたり。
あるいは、「隣の人と話してください」と言ったのに、「隣の人と話しますか」と聞いたり。

こういう事態が起こった時、教員室で話題に出るのは「あの学生は聞こえてない」「聞いてない」「わかってない」「まだまだ聴解が弱い」という話が中心。

もちろん、そういうこともあるわけ、です。聞こえていない、聞いてない、聴解が弱い。

でも、それだけ??

と思ったのは、最近教師対象の仕事を続ける中で、非常に日本語力の高い中国人教員に、類似の現象が起こったことが何回かあったからです。
あれれ、確かに母語じゃないけど、相当聞こえている先生たちだよ、なあ。

で、思ったわけです。
この場合の可能性は、以下。

可能性① 本当に聞こえていない、あるいは聞き逃した
        → そりゃ母語じゃないからね、そういうこともあるでしょう。
          母語だって聞き逃すことあるし。

可能性② もしかしてある程度わかっていて、
      「確認」のために聞こうとしているのではないか???

可能性③ 更にもしかしてもしかするとですが、
      教室空間での<参加>を考えていて、
      その<参加>のために発話をしているのではないか!???

はて、そういった可能性はないかな、というわけで。



②や③の現象については、既に指摘もされているようです。
で、ここで課題となるのは、やはり「そういう学習者に出会った時に教師がどのような態度をとるか」なんでしょうね。

「わかってない」「聴解が弱い」と決めつけるのではなく(いや、本当に聞こえていないケースもあるのでそこは見極めが必要)、参加者がなぜそのような発言の仕方をしたか考えること。
その上で接すること。
特にそういう意識って、大人の学習者に対して必要なんじゃないかあ。

当たり前のようで難しいことです。

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